「ベニバナボロギク」は本州関東地方から九州にかけて分布するキク目キク科ベニバナボロギク属の一年草です。アフリカ原産の帰化植物であり,日本では1950年代に帰化が確認されました。
畑や溝の脇などのほか,森林が伐採された山間部に多く見られ,草丈は30cmから70cmになります。葉は楕円形から倒卵形で,先端はやや尖ります。基部近くの葉はまばらに羽状に裂け縁には細かな鋸歯が疎らにあります。花期は8月から10月で,花序は先が垂れて下向きに筒状の頭花をつけ,先端が赤っぽくなります。
葉は羽状に裂け,鋸歯が疎らにあります。
花は一般的には下向きにつけますが,上の写真のものは上向きに咲かせています。