「ジャコウアオイ」はヨーロッパ原産のアオイ目アオイ科ゼニアオイ属の多年草です。日本には明治時代に移入され,観賞用として各地で栽培されています。 茎は直立し,草丈40cmから80cm程度になります。根生葉は5個から7個に浅く裂けて不規則な鋸歯があります。茎葉は3個から5個に深く裂けています。花期は6月から9月で,淡紅色から白色の花を咲かせます。花弁は先端に凹みがあり,ハートのような形をしています。花は麝香(じゃこう)のような匂いがかすかにすることが名前の由来になっています。