オオクサキビ
「オオクサキビ」は北海道から沖縄にかけて分布するイネ目イネ科キビ属の一年草です。北アメリカ原産であり,日本では1920年代に千葉県で帰化が確認されました。現在では草地や道端,休耕田などで見ることができます。
茎は太くよく分枝して斜上して,草丈は40cmから100cm程度になります。花期は9月から10月で,茎の先に円錐花序をつけます。花序の枝は硬くて細く小穂を密につけます。本種は「ヌカキビ」に似ていますが,ヌカキビの枝は細く枝垂れますが,本種の枝はあまり枝垂れません。
→ヌカキビ
枝についた小穂です。色はやや紫色を帯びています。