イチビ
「イチビ」はインド原産のアオイ目アオイ科イチビ属の一年草です。日本への渡来時期は2回あり,1回目は中国を経由して平安時代以前に渡来し,繊維植物として江戸時代には栽培されていました。2回目は輸入飼料などに混じって最近侵入し,1905年には帰化が確認されました。現在では2回目に渡来したものが要注意外来生物などに指定されています。
草丈は50cmから200cmになります。葉は心形で縁には浅い鋸歯があり,互生します。花期は6月から10月で,黄色い5弁の花を咲かせます。
下の写真は,花後にできた実です。