フクジュソウ

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 「フクジュソウ」は北海道から九州にかけて分布するキンポウゲ目キンポウゲ科フクジュソウ属の多年草です。落葉樹林内に生育し,草丈は10cmから30cm程度になります。
 根茎は太く黒褐色をしています。葉は3から4回羽状複葉で,小葉は広卵形をしており深裂します。花期は2月から4月で,枝先に黄色い花を咲かせます。本種は旧暦の正月(2月)頃咲き出すことから,元日草(ガンジツ ソウ)や朔日草(ツイタチソウ)といった縁起の良い別名があります。
 根には強心作用や利尿作用があり,民間薬として使われることがありますが,毒性(副作用)も強く,使い方を間違えると死に至ることもあります。