猿猴(えんこう)が月(つき)を取(と)る

 分不相応なことをしようとして失敗すること。身の程知らずの望みを持って,かえって失敗し,命を縮めることを表しています。

 猿が水に映った月を取ろうとしたとき,枝が折れて水に落ち,溺れ死んだという故事からできました。

  「猿猴が月」
  「猿猴捉月(そくげつ)」
  「猿猴の水の月」
  「猿猴が月に愛をなす」
  「猿猴が水の月を取らんとするが如し」
 なども同義です。