狐(きつね)釣(つ)りの伯父(おじ)坊主(ぼうず)

 「狐釣り」とは罠を仕掛けて狐を捕らえることです。
 挙動の不審な様子,また人に意見しようとして反対にひどい目に遭うことを表わします。

 古狐が猟師の伯父に化け,猟師に狐釣りをやめるように意見したが,その動作の不審さから,猟師に罠を掛けられて逃げ帰ってしまうという,狂言の「釣狐」の話から生まれた言葉です。