機(き)に因(よ)って法(ほう)を説(と)く

 「機」とはここでは機根のことで,仏の教えを聞いて理解する能力のことです。
 仏教の真理は一つであるが,聞く者の素質や能力に応じて適切な説法をするという意味です。そこから,臨機応変な対処をすることも表わします。