螻蛄(けら)腹立(はらた)つれば鶫(つぐみ)喜(よろこ)ぶ

 餌としてつながれて怒っているケラを見て,ツグミが喜んで寄ってくるという意味です。一方の怒るようなことが他方の喜びになるような,利害の対立する関係を表わしています。

 ツグミを捕えるためにケラが餌として使われたことが元になっています。