月下老人(げっかろうじん)
月下氷人(げっかひょうじん)

 結婚の媒酌人や,仲人のことです。

 唐の韋固という独り者が,月夜に,天下のすべての婚姻を調べているという老人に会い,将来の妻を予言され,14年後にそれが現実となったという故事から「月下老人」という言葉が生まれました。

 狐策という男が,氷上から氷の下にいる人と話をするという夢を見た。ある人がその夢を判じて,婚姻の媒酌人になると予言し,その後太守の息子の仲人をつとめる事になったという故事から「氷人」と言う言葉ができました。その後「月下老人」と結合し,「月下氷人」という言葉が生まれたといわれています。