県官(けんかん)漫漫(まんまん)
冤(うら)み死(し)する者(もの)半(なか)ばなり

 「県官」は県の役人のことです。「漫漫」は行動の緩やかな様子を表わします。「冤み」は無実の罪を被ることです。
 役人の事務処理が遅いために,無実の人もそれを晴らすことが出来ないまま死んでしまうという意味です。役人の仕事の遅さを嘆いて使う言葉です。