五位(ごい)を得(え)て四品(しほん)に
昇(のぼ)らんと望(のぞ)む

 「五位」は宮中における位階の一つです。「四品」は「五位」の上の位である「四位」の異称です。
 以前からの希望であった五位になると,次は四位へ昇進したいと願うという意味です。人間の欲望には際限がないことを表わしています。