十月(じゅうがつ)の中(なか)の十日(とおか)に
     心無(こころな)しを使(つか)うな

 陰暦十月の中旬は最も日の短い時期であるから,仕事に精を出さない者を雇うと,仕事もしないのに賃金ばかり払わされるようになるという意味です。

  「十月は心無き人を頼むな」
  「時雨月の中の十日に心無き人な使いそ」   なども同義です。