尺蚓(せきいん)堤(つつみ)を穿(うが)てば
能(よ)く一邑(いちゆう)を漂(ただよ)わす

 「尺蚓」とは一尺(約3cm)ばかりのミミズのことです。
 小さなミミズが堤防に穴をあけただけでも,そこから堤防が切れて村全体が水びたしになることがあるという意味です。わずかな油断から大事を引き起こすことがあることを表わしています。