月(つき)を指(さ)せば指(ゆび)を認(みと)む

 月を指でさし示すのに,指ばかり見て月を見ないという意味です。
 仏教で,月は仏法,指は教理にたとえて,道理を説き聞かせるのに,文字や言葉の端々にこだわって,その本旨を理解しないことを表わします。