目前の利に心を奪われて,身に迫る危険に気づかないこと。また人をねらう身は,人からねらわれる身であることを表しています。 壮士が林の中でカササギを見つけ,はじき弓で撃とうとしたとき,ふと気がついてみると,そのカササギはカマキリをねらい,カマキリはセミをねらい,セミは快い木陰を楽しみ,それぞれ自分の危険には気づいていなかったという故事からできた言葉です。