桃李(とうり)もの言(い)わざれども,
下(した)自(おのず)ずから蹊(みち)を成(な)す

 桃や李は何も言わないけれども,その花や実にひかれて多くの人が集まってくるので,木の下に自然に小道ができるという意味です。徳望のある人は,自ら求めなくても,人々は自然にその徳を慕い寄ってくることを表わしています。