泣(な)く子(こ)と地頭(じどう)には勝(か)たれぬ

 「地頭」は平安・鎌倉時代に荘園の管理をした役人のことです。
 いくら言っても聞き分けなく泣く子と,無理無体に税を取り立て横暴を極める地頭には勝てないという意味です。正しい道理を説いてもとても効き目のないことを表わしています。