喉元(のどもと)過(す)ぎれば熱(あつ)さを忘(わす)れる

 熱いものも呑み込んでしまえば,熱さを感じなくなって,口に含んだときの苦痛を忘れてしまうという意味です。苦しいことも過ぎてしまえば簡単に忘れてしまうことや,苦しいときに人から助けられても,楽になってしまえばその受けた恩を忘れてありがたく思わないことも表わします。

  「病治りて医師忘る」も同義です。