美人が年を取ると人一倍醜く見えるという意味です。 唐の代宗の時代,孫格という者が洛陽で美女と結婚し,二人の子を得た。孫格はのちに役人となり長安に行く途中,端州という所で妻が,この地の狭山寺という寺に旧知の僧がいるので訪ねたいと言った。そこに立ち寄ってみると,たくさんの猿が寄ってきた。孫格の妻は,元はこの寺の僧が飼っていた猿であったため,ここで孫格に別れを告げて,老猿となって群れに帰ってしまったという故事から生まれた言葉です。