下手(へた)の番匠(ばんじょう)
木(き)の難(なん)を言(い)う

 「番匠」とは大工のことです。
 下手な大工にかぎって自分の腕の未熟なことを棚に上げて材料の木が悪いからなどと難癖をつけるという意味です。腕の悪い者ほど,道具や材料についてとやかくいうものだということを表わしています。

  「下手の道具立て」も同義です。