煩悩(ぼんのう)の犬(いぬ)は
追(お)えども去(さ)らず

 いくら追い払っても人につきまとう犬のように,人間が持っている煩悩は,払っても払ってもあとからわいてきて心から離れないという事を表しています。

 この言葉に続けて,「菩提の鹿 呼べども来たらず」と言います。