枕(まくら)を扇(あお)ぎ衾(しとね)を温(あたた)む

 親に孝養を尽くすことを表わします。

 中国後漢の時代,黄香は幼くして母を失ったあと,父に仕えて孝養をつくし,夏の暑い夜は扇で父の枕元をあおいで涼しくし,冬の寒い夜には身をもって父の寝具を暖めたという故事からできた言葉です。