揚震(ようしん)の四知(しち)

 秘密は漏れやすく,だれも知らないと思っていても,案外知っているものがあるということを表わしています。

 後漢の揚震が役人をしていたとき,だれも知らないからといって彼に贈賄しようとした人に対して,天・地・自分・あなたの四者が知っているといって断ったという故事からできました。