廉(れん)にして化(か)あり

 清廉潔白な人が他人によい感化を与えるという意味です。

 斉の宰相の田稷が下役から賄賂を受け取って母に贈ったところ,母は「不義の金はわが有にあらず,不孝の子は我が子にあらず」と言ってこれを拒んだので,田稷はおおいに恥じて宣王に罪を請うたという故事からできました。