クシヒゲベニボタル

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 「クシヒゲベニボタル」は北海道から九州にかけて分布するベニボタル科の甲虫です。成虫の出現時期は4月から6月で,平地から山地の林縁などで見ることができます。
 体色は黒色で,上翅は赤褐色で,4本の縦条線があります。雄の触角は櫛状になるのに対し,雌の触角は鋸歯状になります。本種は「カクムネベニボタル」に似ていますが,上翅の縦条線の数は,カクムネベニボタルが9本あるのに対し本種は4本になります。
→カクムネベニボタル

 左の写真が「クシヒゲベニボタル」で,右が「カクムネベニボタル」です。上翅の縦条線を比べると,クシヒゲベニボタルは縦条線の間が開いているのに対し,カクムネベニボタルは隙間がなく並んでいます。

 下の個体は触角が鋸歯状になっているので,クシヒゲベニボタルの雌です。