「ホソミオツネントンボ」は北海道から九州にかけて分布するアオイトトンボ科オツネントンボ亜科のトンボです。成虫のまま越冬するのでほぼ一年中成虫を見ることができます。
本種は越冬中は褐色をしていますが,春になると水色に変化します。しかし雌の中には春になっても褐色で過ごす個体もいます。写真は5月に撮ったので,写真の個体は褐色のままでいる雌だと思われます。
→オツネントンボ
上の写真の左が「オツネントンボ」で右が「ホソミオツネントンボ」です。オツネントンボは前翅と後翅の縁紋がずれているのに対し,ホソミオツネントンボは重なっています。
上の写真の左が「オツネントンボ」で右が「ホソミオツネントンボ」です。胸部背部にある褐色部分が,オツネントンボはほぼ直線なのに対し,ホソミオツネントンボはカーブを描いています。