「ウラギンヒョウモン」は北海道から九州にかけて分布するタテハチョウ科ドクチョウ亜科のチョウです。成虫の出現時期は6月から10月で,平地から山地の草原や河川堤防などで見ることができます。
翅の模様はギンボシヒョウモンとよく似ていますが,表の黒斑の大きさはウラギンヒョウモンのほうが少し大きくなります。また雄の性標はウラギンヒョウモンは2本あるのに対しギンボシヒョウモンは不鮮明です。さらに後翅裏の前縁に白斑が,ウラギンヒョウモンは5個あるのに対し,ギンボシヒョウモンは4個しかありません。
上の写真は雄で,下の写真が雌です。
→ギンボシヒョウモン
←○で囲んだ部分に,ウラギンヒョウモンの白斑は5個あります。