「ウスベニアオイ」はヨーロッパ原産のアオイ目アオイ科ゼニアオイ属の二年草または多年草です。日本には江戸時代に渡来したと思われますが,観賞用に栽培されたものが野生化しています。 草丈は50cmから150cm程度で直立し,全体に粗い毛があります。葉は掌状に深く,5裂から7裂します。花期は5月から8月で,葉腋から淡紅色から白色の花を数個ずつ咲かせます。 本種は「ゼニアオイ」とよく似ていますが,ゼニアオイの葉は浅く裂けるのに対し,本種はゼニアオイより深く裂けます。 →ゼニアオイ